仰向けの治療法PCTSはなぜ生まれたか?
こんにちは。
ゆらうみ鍼灸接骨院です。
今日は、当院で行っている独自の施術法
PCTS(Pain Cure Treatment Stretch)
が、なぜ生まれたのかについてお話ししたいと思います。
PCTSは、単に「体をほぐす」「筋肉を伸ばす」という施術ではありません。
この施術には、私たち家族の経験と
「痛みで悩む方に、できるだけ負担の少ない治療を届けたい」
という想いが込められています。
PCTSは祖父のために生まれた施術です
PCTSが生まれるきっかけになったのは、私の祖父でした。
祖父は脳梗塞を患い、体が思うように動かなくなってしまいました。
麻痺の影響で筋肉は硬く縮み、関節も動かしにくくなり、日常生活の中でも強い痛みを感じるようになりました。
病院でのリハビリはもちろん、少しでも良くなる方法を探して、さまざまな治療院や民間療法にも通いました。
それでも、なかなか思うような改善にはつながりませんでした。
治療を受けること自体が負担になっていた
当時、多くの施術はうつ伏せで行われていました。
しかし、体が自由に動かせない祖父にとって、うつ伏せになること自体が大きな負担でした。
呼吸がしづらい。
姿勢を保つだけでつらい。
さらに、硬くなった筋肉を強く押されたり揉まれたりすることで、痛みを我慢しながら治療を受けなければならない。
その姿を見ていた父は、強く感じたそうです。
「治療を受けるために、痛みを我慢しなければならないのはおかしい」
本来、体を良くするための治療が、本人にとって苦痛になっている。
そこに大きな疑問を持ったことが、PCTSの出発点でした。
もっと楽な姿勢で、もっと安心して受けられる施術を
父がまず考えたのは、
「体に負担をかけずに受けられる施術はできないだろうか」
ということでした。
そこでたどり着いたのが、
仰向けで行う施術です。
仰向けであれば呼吸がしやすく、首や腰にも余計な負担がかかりにくくなります。
うつ伏せが苦手な方、体力に不安がある方、ご高齢の方、妊娠中の方でも、安心して受けやすい姿勢です。
PCTSでは、まず「体がリラックスできる状態」を大切にしています。
体が緊張したままでは、筋肉はゆるみにくく、血流も悪くなりやすいからです。
強く押すのではなく、筋肉を伸ばして戻す
PCTSの大きな特徴は、強く押したり揉んだりしないことです。
筋肉が硬いと、つい「強く押せばほぐれる」と思われがちです。
しかし、強い刺激を受けると体は防御反応を起こし、かえって力が入ってしまうことがあります。
PCTSでは、硬く縮んだ筋肉を無理に押しつぶすのではなく、
ゆっくり伸ばして、ゆっくり戻す
という動きを繰り返します。
筋肉は縮んだままになると血流が悪くなり、さらに硬さや痛みにつながります。
そこで筋肉をやさしく伸ばし、戻すことで、筋肉の中に血液が流れ込みやすい状態をつくっていきます。
血液がしっかり巡ることで、筋肉は本来の柔らかさを取り戻しやすくなります。
呼吸が楽になる理由
PCTSを受けた患者さんから
「呼吸がしやすくなった」
「胸が開いた感じがする」
「体が軽くなった」
というお声をいただくことがあります。
呼吸は肺だけで行っているわけではありません。
息を吸うときには、肋骨や背骨も一緒に動いています。
しかし、背中が硬くなったり、猫背や巻き肩の姿勢が続いたりすると、肋骨の動きが小さくなり、呼吸が浅くなりやすくなります。
PCTSでは骨盤や背骨をやさしく動かしながら、体全体の緊張をゆるめていきます。
その結果、背骨や肋骨が動きやすくなり、自然と呼吸もしやすくなるのです。
呼吸が深くなると、体はリラックスしやすくなり、自律神経の働きにも良い影響が期待できます。
祖父への想いを、今の患者さんへ
祖父は残念ながら、2度目の脳梗塞で亡くなりました。
しかし、父は祖父への想いを込めてPCTSを形にし、多くの方の体を支えてきました。
そして現在は、その想いを私が受け継ぎ、日々の施術を行っています。
PCTSは、ただ痛いところを押す施術ではありません。
体に無理をかけず
呼吸がしやすく
安心して受けられ
筋肉や関節が本来の動きを取り戻していく。
そのための施術です。
痛みを我慢する治療ではなく、安心して体を整える治療へ
長年の肩こり、腰痛、膝の痛み、体のこわばり。
そういった不調で悩まれている方の中には、
「年齢のせいだから仕方ない」
「どこへ行っても同じ」
と思っている方も少なくありません。
しかし、体は本来、変わる力を持っています。
大切なのは、無理な刺激で体を頑張らせることではなく、
体が安心して回復しやすい状態をつくることだと考えています。
PCTSは、そのために生まれた施術です。
長年の痛みや不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※当日予約・ご相談も対応しています
